シアワセのありか キミを目印にして

さて、いつまで続くかな

MORSE -モールス- 初日11/13 前編

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2015年11月13日金曜日、ジャニーズWEST小瀧望初単独主演舞台「MORSE -モールス-」が東京グローブ座で幕を開けました。
7月30日に発表された時はまだまだ先と思っていましたが、初日までの3ヶ月半はすごく速かったように思います。
ありがたいことに初日に入れましたので(あきちゃんありがとう)、感想等を。と思って書き始めたらめちゃくちゃ長くなりましたので急遽2つに分けました…うまくまとまった文章が書けるようになりたいです。

先に言っておくと私は原作(和書)を読んだあと、映画「ぼくのエリ 200歳の少女」、「モールス」ともに観てから初日に臨みました。原作読んでいるにも関わらず、ラストシーンの意図がモールス観るまでわからないという理解力のなさだったので←、観劇前に観ておいてよかったな、と思います。
これから入られる方で、1回しか入らない場合は話をある程度把握する為にぼくのエリを観てからのほうがいいかもしれないです。モールスではなくぼくのエリをおすすめするのは、グロテスク度が低いから。笑  原作者が脚本を書いているだけあって話は原作に忠実で、全体を通して静かです。その分、話の流れが汲み取りにくいかもしれませんがそれは舞台で補えると思います。私も、舞台で初めてそういうことね!ってなったシーンあります。
ただ、舞台自体のネタバレは見ないことをオススメします。話は知っていても、舞台は舞台で新たな発見や驚きがあるので。

といいつつこの先ネタバレになるので、これから観劇される方はご注意ください。














会場に入ると、舞台両サイドに数本の木、奥はアパートの壁、下手にはジャングルジム。オスカーとエリが住むアパートの中庭のセットでした。
5分前のブザーが鳴り、席に着いて待っていると、電車の走行音とともに暗転。いよいよ開演。初っ端どうくるかな…とドキドキしていたら、パッと照明が点き、ステージ中央にいたのは。

アクリルケース*1に入った黒パン1枚のオスカー。

衝撃ですよ。電車の走行音からの振り幅。客席がヒィッとなったのがわかりました。声に出せない悲鳴。泣きそう、と思ってたけどびっくりして止まりました。
そして、目の前のアクリルを数回叩き(おそらくモールス信号ですが頭が回ってなさすぎてどのように叩いていたか覚えていません*2 )最初のセリフは

「なんだよ。なに見てんだよ。」

状況が状況なので、ご、ごめん…という罪悪感。「12歳の少年役ということは意識しすぎず」って何かの雑誌で言ってた気がするけど、最初のセリフですぐにわかる。声が高い。めちゃくちゃ意識してるやないか!と思ってしまったごめん。
ただ、続くセリフ「豚。豚野郎。」で、これがヨンニがオスカーを罵倒する言葉だとわかりました。しかしなぜパンイチでアクリルケースに…?
ここで、アパートの窓からお母さんが顔を出してオスカーに「食事の時間よ!」と叫び、暗転。電車の走行音がまた大きくなり、上手からホーカンがエリの入った大きな箱を引っ張りながら引っ越してきて、本当にストーリーが始まる感じかな。

オスカーが虐められるシーンは見てて辛いです。押されて倒れて手ついたときにキュッて音なって痛そうだったし。四つん這いでズボンずらされてお尻叩かれるんですが、私の席からは角度的に全て(表情、体勢など)が見えて余計辛かったな…

ホーカンが森で人を襲うシーン、映画2本と舞台では失敗して見つかりかけて逃げるけど、原作では失敗してないです。厳密に言うと成功したとも失敗したとも書かれていないです。

エリがヨッケを襲うシーン、酔っ払ったヨッケにエリが助けを求めて、おぶってもらったところで襲う、というのは原作通りですが、何が違うってヨッケが強い!めちゃくちゃ強い。全然やられてくれない← おかげでエリが一度気を失って(?)倒れてしまいます。最終的にはエリが勝ちますが、なんでこんなにヨッケを強い設定にしたのか気になります。

更衣室でのシーン、1回オスカーが狙われるのはまさかでした。アヴィラ先生が来てオスカーを連れ出してくれるので襲われずに済みますが、ゴーグルを取りに戻ってきたヨンニが襲われます。これにもびっくり。原作、たしか映画も、ここで襲われるのは「とある少年」のような立ち位置の子だったはずなので、その場にはオスカーもヨンニもミッケもいない。そもそも学校のプールではない。
ヨンニが麻酔から醒めて叫び、オスカー、ミッケ、アヴィラ先生が戻ってきます。そしてホーカンは「エリー!」と叫びながら硫酸をかぶる…かぶったら煙(という表現で正しいのだろうか)が出たので、ドキッとしました。リアリティーがあって大丈夫だってわかっててもこわい。
ホーカンとオスカーがあの距離でいる、ということが全作品通して珍しいかなと思います。どちらかが一方的に見ることは何回かあるけど。

エリがオスカーの部屋に入ってくるシーンは映画より早いですね。映画ではホーカンの病院に行ったあと、血だらけのまま行っていたはず。客席側に背中を向けてベッドに腰掛けて、上の服を脱ぐエリ。キャミソールかなにか着てるだろうと思ったら何も着てなかったですね。添い寝してこっち向く時はオスカーと掛け布団で隠れるから、誰にも見えないし、仕事とはいえ勇気いるよなぁ、と。
オスカーのベッドカバーが可愛いんだわ…12歳の男の子って感じで。あれがニトリとかナフコとかで手軽に買えたら買ってたかもしれない(笑)


幕間はロビーで喋ってましたが、関係者入口に近かったのでスタッフさんや深作さんが行き来していて下手のこと言えなかったです(笑)


後編に続きます!

*1:後半のプールのセットと同じ装置で、プール部分(梯子やタイル)が見えないように黒い布かなにかで隠されていました

*2:後日・・・ーーー・・・、つまりSOSと判明。泣ける。そしてこんなに有名なモールス信号がわからなかった私の初日のテンパり加減